実践するのはなかなか大変だからです。
大変な理由を簡単に説明すると、
・レベルに合った対訳の材料が大量に必要。それらを用意するのは結構骨が骨が折れる。
(上級者の場合は少ない材料でやっていけますが。初級、中級者には特にそうです。)
シュリーマンの記述した方法は対訳を読み進めて行くのというものです。
その際、同じ言い回しが2回続けて現れることはないので、一度出てきた言い回しが再度現れるまで、
たくさん読み進めていかなければいけません。
ある一つの言い回しに、1回出くわしただけで、すっかり自分のものになるといことはほとんどなく、
何度も同じ言い回しに出あうことを繰り返しているうちに、
母国語とターゲットにする言語との脳内での結びつきが無意識に起き、定着するのです。
*同じ言い回しを含む例文を探すために辞書を使うという方法もありますが、
例文は1つか2つ、例え5つあったとしても、そのうちのいくつかは難しすぎる例文で、
自分がスイスイ理解できるような例文は少なく、上級者以外には役に立ちません。