なじませメソッドは、子供が親の言葉を真似するのと同じプロセス
なじませメソッドでの日英変換の練習は、ネイティブの言い方の真似をする練習です。
この『真似をする』練習は、幼児が母国語を覚える時と同じです。
*幼児が母国語を覚えるのと、大人が外国語を覚えるのは違う という 議論が よくなされますが、確かに違う点もあります:大人であれば、幼児のように、四六時中、さまざまシチュエーションの中で親と会話をして、特には言葉を手取り足取り教えてもらうという環境に身を置けるということはない という点があります。それと、脳の柔軟さが違うという点、この2点は確かに違います。しかし、脳内の結びつき は同じことが起きているのです。
母親が、1歳になる赤ちゃんに 本物の見事な赤いりんごを目の前で見せて、
『りんご』といえば、そこでイメージと言語の結びつきが起こるのです。
言語において、学習するプロセスは 真似る ことから始まります。
自分なりの表現をしていくのは、真似る の段階を終わった後の段階です。真似るようにインプットされた数多くの言い回しを、今度は、自らオリジナリティを伴い、それぞれを組み合わせて、さまざまな表現にしていくのです。
言葉の表現が上手な記者や文章書き、作家は、言葉の芸術の世界です。
でも、どんな優れた記者や作家でも、初めは、基礎的な文章を真似をして、インプットしたのです。